単勝万馬券のエリザベス女王杯 サンドピアリス

牝馬限定レース!エリザベス女王杯

今のエリザべス女王杯は3歳牝馬だけでなく、古馬の牝馬も出走でき、最強牝馬を決めるレースとして定着していますが、昔のエリザべス女王杯はクラシック戦線の最終戦となっており、春までに活躍した牝馬、夏から秋で急成長した馬との戦いが見られました。そんな中、1989年のエリザべス女王杯を制したのがサンドピアリスです。サンドピアリスは単勝430.6倍という単勝万馬券を作り、G1レースのみならず、重賞を含めても1位の単勝のレコードを叩き出しました。

サンドピアリスの父はあのハイセイコー、母は中央競馬のダートで10勝をあげるなど、ダート馬としての活躍が期待されていました。そんなこともあり、1989年3月にデビュー戦はダートのレースを使うことになり、快勝すると、その後、桜花賞のトライアルレースに出るものの振るわず、ダートの条件戦に勝ち、今度は牡馬が多くいる重賞にチャレンジするも惜しくも敗れ、休養に入りました。しかし、秋に復帰を果たすも、得意のダート戦で勝つことができず、古馬との対戦でいいところなく敗れ、馬主や陣営の思惑もあり、エリザべス女王杯に駒を進めることになりました。

当時は18頭以上の参戦が可能で、この年は20頭が出走しました。1番人気は桜花賞を制し、オークスも2着だったシャダイカグラで、2番人気は夏の上り馬で前哨戦を制したメジロモントレー、3番人気は重賞含めてデビュー3連勝、しかし不運に泣かされ、クラシック最終戦になんとか出走することができたカッティングエッジで、サンドピアリスは20頭中20番人気でした。

レースはそこまで速い流れにはならなかったものの、前の馬が総崩れ、しかも、1番人気だったシャダイカグラが故障するというアクシデントが起きるなど、波乱の展開となりました。そして、後方にいたサンドピアリスが大外から一気にやってきて、他の馬をごぼう抜きし、勝利しました。人気馬が総崩れとなり、2着が10番人気、3着が14番人気となり、この時代に今のような馬券があればどのような万馬券が飛び出したのかという話がなされるようになるレースでもありました。

驚異的な単勝万馬券を演出したサンドピアリスは引退までに勝利することはなかったものの、エリザべス女王杯と同じ舞台の重賞では牡馬相手にも善戦し、スーパークリークの3着になるなど、一定の結果を残しました。それ以外でも掲示板に入るなど健闘し、エリザべス女王杯がフロックではなかったことを証明しています。

©2016 女の闘い!エリザベス女王杯とは